動物の赤ちゃんが親に寄り添っている姿は、なんともかわいらしく微笑ましいものですね。
クジラの赤ちゃんもテレビ特集や写真集などで紹介され親しみを覚えます。
ただ、体の大きなクジラの赤ちゃんですから、実際、目の当たりにすると赤ちゃんのイメージが覆るかもしれません。
そのクジラの中でも、最大の大きさを持つシロナガスクジラの赤ちゃんとなると、どのくらいの大きさがあるのでしょうか。
ここでは、シロナガスクジラの赤ちゃんの誕生時の大きさから独り立ちまでの成長過程にフォーカスをあてご紹介します。
最大の哺乳類シロナガスクジラの赤ちゃんは大きさもビッグスケール
シロナガスクジラの赤ちゃんの大きさは、体長約7メートル~8メートル、体重約2トン~2.7トンほどです。
生まれたばかりで、シロサイやカバほどの重さがあるわけですから、さすがは地球上最大の生き物、シロナガスクジラの赤ちゃんというところでしょうか。
シロナガスクジラの赤ちゃんは、約10ヶ月~12ヶ月の妊娠期間を経て誕生します。
赤ちゃんを産むシロナガスクジラのメスは、2~3年ごと夏に交尾し出産、まれに双子産むケースもありますが、一度の出産に1頭が一般的です。
体の後ろ側3分の1を頭の方へ折り曲げた体勢で、シロナガスクジラの赤ちゃんは生まれます。
授乳期間は7ヶ月~8ヶ月ほど、離乳するまでの期間は毎日380リットル~570リットルの乳を飲み、シロナガスクジラの乳は1キログラムあたり4370カロリーを含んでいます。
この授乳量とカロリーため、シロナガスクジラの赤ちゃんの成長は非常に早く進み、毎時約3.6キログラム、つまり1日約90キログラムずつ体重が増加。
1日あたり約3.8センチメートルほど体長が伸びます。
離乳するまでの間、シロナガスクジラの赤ちゃんの世話はメスだけで行われ、離乳期間が終わり成長した赤ちゃんの大きさは、生まれた時の約2倍の大きさとなり、成長後はオキアミなどを自力で捕獲します。
まとめ
ここまで、シロナガスクジラの赤ちゃんの大きさにフォーカスをあて、誕生時の体の大きさと、離乳までの成長過程について紹介しました。
カバの大きさに匹敵する誕生時の大きさにも驚かされますが、離乳まで毎日飲む乳の量も豪快で圧倒されますね。