クジラは身体が大きい分、声も大きそうですよね。
ですが、水の中なのでそんなに大きな声が出せるのかも疑問です。
クジラの声の届く距離や大きさってどれくらいなのでしょうか?
ここではクジラの声についてご紹介します。
クジラの声が届く距離
クジラは餌を探すときも、移動をするときも、コミュニケーションを取るときも聴覚を頼るため、鳴き声を出します。
シロナガスクジラのような低い声で鳴くクジラの場合、声の届く距離は少なく見積もっても100キロメートル以上、最大で1000キロメートル以上とも言われているようです。
クジラの声の大きさ
クジラの中でも一番大きい声で鳴くのがシロナガスクジラのようです。
低周波のうなり声で、その音量は180ホンを超えることもあるそうです。
ジャンボジェットの騒音が100ホン程度だそうなので、シロナガスクジラの声がいかに大きいのかが分かりますね。
クジラの声の周波数は?
ほとんどのクジラの声の周波数は、15~25ヘルツで鳴くそうです。
シロナガスクジラは10~39ヘルツ、ナガスクジラは20ヘルツで鳴くのが一般的なようです。
この他、ハクジラ類はエコーロケーションなどに使用するクリックス音があり、これは100~130キロヘルツとかなり高い周波数で、人間には聞き取れない音域だそうです。
世界で最も孤独なクジラ
鳴き声の周波数が他のどのクジラとも違うため、世界で最も孤独なクジラと呼ばれているクジラがいるそうです。鳴き方や行動がシロナガスクジラやナガスクジラに似ているようですが、声の周波数が52ヘルツと両方のクジラよりかなり高く、このクジラの軌跡にはほかの種のクジラの動きや存在との関連が見られないそうです。
使用している周波数が違いすぎるため、仲間と出会うことができないことから、世界で最も孤独なクジラ、と呼ばれているようです。
まとめ
クジラはやはり身体が大きい分、声も大きいようですね。
ですが、ヒゲクジラ類の場合、どうやって声を出しているのか、まだよく分かっていないようですよ。
大きな声のシロナガスクジラやザトウクジラは、歌を歌うように声に音程を付けているそうです。
クジラの歌といわれているようで、機会があったら聞いてみたいですね。