地球最大の動物「クジラ」、クジラの赤ちゃんも地球上の赤ちゃんで最大なのでしょうか。
8月15日(火)午後10時頃、クジラの仲間オキゴンドウの赤ちゃんが誕生しました。現在、母親が赤ちゃんをサポートするように親子一緒に元気に泳いでいます!誕生した赤ちゃんが無事に育つように温かく見守ってくださいますようお願いします。#アドベンチャーワールド #クジラ #オキゴンドウ pic.twitter.com/TmNivirelb
— アドベンチャーワールド公式 (@aws_official) 2017年8月16日
くじらの赤ちゃん
クジラは哺乳類ですからお母さんクジラのおなかの中で赤ちゃんは育ち生まれてきます。
クジラの妊娠期間は種類によっても多少違いはあるでしょうが、約12か月、1年間です。
生まれた赤ちゃんを育てる期間はこれも種類によって違いますが、1年から1年半のようです。
赤ちゃんといってもそこはくじらの赤ちゃん、体重は1500~2000キログラムあるそうです。
さすがに成長のスピードも速く1時間に4キログラム、1日90キログラム体重が増えるそうです。
その成長を支えるお母さんの母乳はどんなものなんのでしょうか。
この成長のスピードは1年間続くようです。
1年後は体重200トン。すごい。
くじらのご夫婦
クジラの求愛行動といわれている“ヒートラン”
メスをめぐってオスが熱いレースをくりひろげるさまは、きっと迫力あるでしょうね。
発情期のメスには数多くのオスが求愛行動をとり、求愛が成功するとオスとメスが平行に泳いだり、互いに回転して胸びれや尾びれでたたき合うこともあるようです。
でも、この“ヒートラン”に勝った強い体力のあるオスだけが夫婦になれるわけだはないようです。
クジラの夫婦は一夫多妻制であったり、一婦多夫制であったりするようです。
一回の妊娠で生まれる赤ちゃんの数は1頭でその生存率は25パーセントくらいだそうです。
生まれても大人になれる子は限られているようで、オスもメスも自分の子孫を確実に残すために何頭もの相手と交尾を繰り返すのでしょう。
また、ザトウクジラの観察では独り立ち前の子クジラを連れたお母さんクジラの近くにオスクジラが一緒にいることがあるようです。
これは「エスコート」と呼ばれ、お母さんクジラと交尾することを狙っているのではないかといわれています。
まとめ
クジラは20年の間に2~3年おきに子どもを産むといわれています。
妊娠してから10~12ヶ月たつとお母さんクジラから子クジラが産まれ、その子クジラは産まれるとき水中で、尾びれから先に出てくるそうです。
産まれたばかりの子クジラが呼吸ができるようにお母さんクジラはその子クジラの体を水面に押し上げて、それを仲間のメスクジラも手伝ってくれるようです。
クジラの子育ても仲間ぐるみで行うのですね。
産まれて30分もたつと子クジラはもう泳げるようになりますが、まだ餌をとることができず、母乳を飲むことになります。
子クジラは7~12ヶ月の間、クリームのように濃いお母さんクジラの乳(雌牛の乳より10倍も濃い)を何トン(1日500リットル)も飲んでそだちます。
1年たつと体長は6~7メートル、体重は150トン~200トンにまで大きくなるようです。
やはり人間とはスケールが違うようです。