マッコウクジラの体の大きさはオスとメスには差があります。
オスは体長は16〜18mあり体重はだいたい50tくらいです。
メスは体長12〜14m体重25tとだいぶ差があります。
身体は大きいのですが、泳ぎが遅いために天敵もいます。
人間も天敵になりますが、シャチやサメに狙われます。
しかし、仲間意識の強いマッコウクジラはメスや子供がシャチや捕鯨船の人間に襲われていると、オスのグループが助けに来ることがあり、過去に帆船を沈没させたこともあるそうです。
さて、マッコウクジラは生涯のほとんどの時間を深海で過ごします。
その暮らしに役立つ超音波の機能を持っていますので、ご紹介しましょう。
マッコウクジラ、超音波で相手を倒すらしい pic.twitter.com/YmgLBFp1St
— 白玉 (@shiratama333) 2014年11月6日
マッコウクジラの超音波は何のために使うの!?
マッコウクジラは深さ2000mもの深海に潜り生活をします。
中には3000mまで潜っているという記録もあります。
しかし2000mですと、全く光の届かない場所になります。
そこで、イルカでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、定響定位またはエコーロケーションと言われる音波を発することが出来ます。
この超音波はマッコウクジラの頭部の脳油とメロンという器官を通じて音波を出しています。
超音波を発して跳ね返って来る音を拾っているのです。
マッコウクジラが属するハクジラ類はクリック音と言われる超音波を発して餌や障害物の場所を確認することが出来ます。
この超音波は仲間とのコミュニケーションをとる為に使われ、主食とするイカなどには超音波で攻撃して麻痺させて捕食しているとも言われています。
マッコウクジラはこの超音波をさまざまな場面で利用して、深海で生きていくことが出来るのです。
まとめ
このようにマッコウクジラが出す超音波の仕組みと利用方法についてご紹介しました。
深海で生きるマッコウクジラには無くてはならない事が良く分かったと思います。
このエコーロケーションの機能はコウモリや夜行性の鳥類にも備わっているようです。