クジラは知能が高いって聞いたことがある気がするのですが、実際にはどれくらいなのでしょうか?
体も大きいですが、脳も大きいのでしょうか?
脳が大きければその分賢いような気もしますね。
調べてみました。
クジラの知能について
クジラは高い知能を持つといわれています。
判断、学習、協力、指導などに関連する、人間に非常に近い神経細胞を持っているそうです。
脳の大部分は身体機能の維持に使われています。
マッコウクジラのようなハクジラの脳重量比は人間に次ぐ高さなのだそう。
マッコウクジラやザトウクジラのような巨大なものより、イッカクなどの小さなクジラの方がその傾向は顕著みたいです。
クジラの脳について
マッコウクジラの脳の重さは、約8kgです。
クジラは脳の半分だけで眠るそうです。
クジラは肺呼吸をしているために、完全に眠ると窒息してしまいます。
そのために、右脳と左脳を交互に休ませ、常に意識を絶やさないようにしています。
そのような、脳の半分だけで眠ることを半球睡眠といいます。
半球睡眠では固めをつぶり、目を反対側の脳を半球睡眠させます。
クジラのほかに、イルカやアザラシがそうです。
数秒から数分しか眠らないものもいますがマッコウクジラのように数時間眠るものもいます。
マッコウクジラは生まれたときにはもう1000kg、大人のオスで50、メスで25トンの体重がありますのでそれから考えると体の割には脳は小さいということになります。
クジラの豆知識
水族館の人気者のイルカですが、イルカってクジラとの違いは大きさだけだということをご存じでしょうか?
国よってその大きさの目安が違うために、日本ではイルカと呼ばれていても英語ではクジラと名のつくものもあります。
クジラは歯をもつハクジラ亜目と歯がないヒゲクジラ亜目の二つに分けられ、前者はイカや魚を、後者はプランクトンや小魚を食べます。
イルカは、ハクジラ亜目に分類されています。
基準になる大きさは一般的には4~6メートル以下をイルカ、それを超えるとクジラと呼びます。
日本では4メートル以下はイルカです。
日本と英語での違いでいうと、日本ではシロイルカと呼ばれているものが、英語ではホワイト・ホエールと、クジラとなります。
日本でのシャチは、英語でいうと、キラー・ホエールです。
キラーホエールはこわい名前ですね。
まとめ
クジラの知能はそれほど高いというわけでもなさそうですが、半球睡眠とかとても興味深いです。
ちゃんと眠れるのかな?って思いますね。
クジラとイルカは、似ている違うものかと思っていましたが、サイズの違いだけで名前が変わるなんて面白いです。