クジラといえば地球上の動物で一番最大だとされています。
では、それにともなってやはり脳や心臓も大きいのでしょうか?
それとも体だけが大きくて、内蔵はそんなに大きい訳でもないのでしょうか?
気になりましたので、どれくらいのサイズなのか調べてみました。
クジラってどんな生き物?
クジラの中で最大のものは、シロナガスクジラです。
昔存在した最大の恐竜よりも大きく、地球上に現れた動物の中で一番最大といえます。
クジラやイルカは生物学的に同じグループに属していて、4~5メートルより小さいクジラをイルカと呼んでいます。
クジラの心臓の大きさは?
シロナガスクジラの体長は20~34メートルで、体重は80~190トン、心臓の大きさは軽自動車くらいで600キログラム程度と言われています。
900キロぐらいのものもいます。
そんなシロナガスクジラの原寸心臓模型がニュージーランドの会社で作られているのですが、心臓の静脈の中は子供が入って泳げるくらいの太さがあり、動脈は大人が通れるくらいの太さがあります。
ほかの哺乳類と同じように4つの心室に分かれていて、この心臓はスクールバス2台分もあるシロナガスクジラの全身に血液を供給する役目を担っています。
大動脈の壁はiphone6plusくらいの太さがあるそうです。
クジラの脳の大きさは?
シロナガスクジラの脳の体積はおよそ人の脳の10倍だそうです。
人の脳容量は、約1500立方センチメートルなので、シロナガスクジラの脳は約15000立方センチメートルと算定されます。
脳の重さは、シロナガスクジラが6kg、マッコウクジラが7.8kgです。
脳が大きいということは賢い?
脳の大きさ=脳の重さ=賢い、というわけではありません。
脳の重さはその体重に比例するので、クジラの体重から考えての脳の大きさになります。
人間の脳の重さは1.4キロで、マッコウクジラの脳の重さは8キロで、人間の約7倍ですが、マッコウクジラは人間の7倍どころではない大きさです。
オスでいうと16-18メートルで、50トンあります。
ですから、体の大きさで考えると、8キロの脳があってもそんなに大きいという訳ではないのです。
まとめ
体に対しては脳が小さい、とはいっても脳が8キロもあるなんてすごいですね。
心臓もすごく大きいです。
軽自動車ぐらいの心臓ってことは、人4人入れますよね。
そして、小さいクジラがイルカっていうのも驚きでした。