クジラはどうやって睡眠をとるのでしょうか?
また、寝ている時の呼吸はどうやっているのでしょうか?
クジラの睡眠と呼吸
水中で生活するクジラは肺呼吸する動物ですから完全に眠ってしまうと溺れてしまします。
周期的に海面に出て背中にある噴気孔から酸素を吸って呼吸をします。
イルカは短いスパンで3分以内に1回の呼吸をしているようです。
反対に深海にまで潜ることができるマッコウクジラは1時間くらいの無呼吸状態も可能のようです。
だから1時間くらいは“夢の中”ってこともあるようです。
最近の研究では2~5時間くらいの睡眠時間があるようです。
実際、眠ったまま船にぶつかるかることもあるようです。
クジラは人間と同様に右脳と左脳があって,片目をつぶっているときは脳のどちらか半分を休ませる「半球睡眠」を、両目を閉じているときは人間に似た「全球睡眠」をしているという説もあるようです。
種類によって違いはあるのでしょうが、人間のように仰向けになって寝ている種もあるし、水族館に飼われている種類はプールの底におりて寝ていることもあるようです。
マッコウクジラは水中でたてに立って寝ているところを観察されたものもあるようです。
クジラの超能力
水の中で溺れたり、何かにぶつかったりしないのでしょうか?
クジラは肺呼吸をしている動物ですから寝ていても酸素を吸うことが必要です。
寝ていても器用に無意識のうちに水面に出て呼吸を繰り返しているようです。
居眠り運転ですが広い海のこと、めったに何かにぶつかることはないのでしょう。
必要に応じて超音波を出して障害物を避けているというから驚きです。
でも、たまに船にぶつかったりするようです。
ぶつかられた船はびっくりでしょうね。
まとめ
まだまだ未知なところの多いクジラです。
水中に暮らしているからあんなに大きなからだをしていても詳しく調べることができないのでしょう。
水中で暮らさなければならないので陸に生活する私たちと違って不便なこと、例えば「呼吸」とかあるのでしょうが、逆に水中生活だからこそできる睡眠法(たてに寝る)なんかも習得したのでしょう。
クジラのことをもっといろいろ勉強して私たちの生活の参考にしたいですね。