クジラもサメも海の中の大きな生物、というイメージがありませんか?
クジラとサメの違いが何かちょっと気になります。
哺乳類と魚類だよ、とざっくり言われても、どの辺が違うのかよく分かりませんよね。
ここでは、クジラとサメの違いについてご紹介します。
クジラとサメの違いは?
クジラとサメは、クジラが哺乳類でサメが軟骨魚類、という種類になります。
一番大きな違いは呼吸法ではないでしょうか?
クジラは哺乳類なので肺呼吸ですが、サメは魚類なのでエラ呼吸です。
よく見かけるクジラの潮吹き行動は、クジラが呼吸をしているのです種類によって潜っていられる時間は異なりますが、クジラは必ず水面に出てきて呼吸をします。
一方サメはエラ呼吸なので、ずっと水中に潜っていることができるのです。
見かけに違いはないの?
クジラとサメは似ていますが、きちんと見分けることができます。
先ほどご紹介したように、呼吸法が違うので、サメにはエラがありますが、クジラにはありません。
また、外見の一番の違いは尾びれの付き方です。
サメは、他の魚と同様に垂直方向に尾びれが広がります。
動かし方も尾びれを横に振る感じです。
一方クジラは、哺乳類から進化したため、尾びれを動かす方向が縦方向なので、尾びれは水をかきやすいように水平方向に広がります。
クジラとサメは赤ちゃんの育て方も違う?
クジラは哺乳類なので、赤ちゃんを産むとミルクをあげて赤ちゃんを育てます。
さらにうまく呼吸のできない赤ちゃんクジラを背中で持ち上げて水面に出し、呼吸を手助けしてあげることもあるそうです。
サメは、出産後にミルクをあげて子育てをする種類はいませんが、ホオジロザメは赤ちゃんがお腹の中にいるときに、ミルクのようなものを与えて育てているのではないかと言われているようです。
サメは卵を産んで繁殖するの?
サメは魚類なので卵を産んで繁殖するのだと思っていました。
ですが、種類によっては違うようで、サメの出産方法には卵を産む種類(卵生)の他に、卵をお腹で孵化させてから産む種類(卵胎生)、さらには人と同じように胎生のサメまでいるそうです。
人などの哺乳類が作る胎盤とは少し違うようですが、似たような胎盤を作り、子供がある程度大きくなってから出産するそうです。
魚はみんな卵で産まれると思っていたので、とてもびっくりしました。
さらに、卵から産まれるサメも、ドリルのような形をしていたり、巾着に長いひもが付いたような形をしていたりと形も様々なようです。
まとめ
クジラとサメの違いは、呼吸法の違いや尾びれの付き方、エラの有無が大きな違いになります。
見分け方としては、尾びれが水平方向に広がっているのがクジラ、尾びれが垂直方向に広がっているのがサメだと覚えておけばバッチリではないかと思います。