クジラの潮吹きは、実際に見たことはなくてもテレビ番組などで見たことがあるという方が多いのではないでしょうか。
ホェールウォッチングに参加されたことがある方であれば、「ブリーチング」(体を反らせてジャンプする姿)よりは、この潮吹きは見るチャンスがあったのではないでしょうか。
では、なぜクジラは潮を吹くのでしょうか。
以下にて説明していきましょう。
クジラの潮吹き
クジラは、そもそも私たちと同じ哺乳類に該当します。
哺乳類の特徴は、肺呼吸ですが、もちろんこのクジラも肺呼吸をしています。
そのため、海の中で生息はしているものの、クジラは「息継ぎ」(私たちがプールで泳ぐ際に顔を水面に出して息を吸うのと同じです。)が必要になります。
この潮吹きは、クジラが肺から吐き出した息です。
よく、「潮吹き」というくらいだから、海水を吐き出していると思われがちですが、そうではありません。
海面に出て、すぐに息を吐き出すため、体についていた海水や、鼻の周りの海水が吹き飛ばされるため、潮を吹いているように見えるというわけです。
また、上記にも少し触れましたが、ホェールウォッチングをしていると見られる、クジラのいくつかの動きについて説明します。
・ブリーチング :体を反らせて海から大きくジャンプする様
・ヘッドストラップ :頭から体半分を突き出す姿
・ぺダングルスラップ :威嚇の動作の一つで、下半身にひねりを入れてするジャンプ
・テイルスラップ :上記のペダングルスラップと同様、威嚇の動作で、尻尾を突き上げて海面にたたきつける
まとめ
まだ、ホェールウォッチングを体験されたことがない方は、今回の説明を踏まえて参加されると面白いのではないでしょうか。
また、すでに参加されたという方も、今回の説明からまた新たな見方ができるかもしれません。
大自然の中で雄大に泳ぐクジラを一度ご自身の目で見てみると、また違った世界が見えてくるかもしれませんよ。