クジラには大きな尾びれが付いていますね。
水面に尾びれを打ち付ける映像を見たことがあるのではないでしょうか。
あの尾びれ、威力はどれくらいなのでしょうか?
ここではクジラの尾びれの威力や特徴についてご紹介します。
クジラの尾びれの威力は?
オーストラリアのシドニーで、サーフィンを楽しんでいた男性がクジラの尾びれに一撃されるという事故があったようです。
クジラの体調は12m程で、サーファー達と戯れていたそうです。
楽しく遊んでいた最中、クジラが尾びれを振った際に何人かのサーファーに尾びれが当たってしまったようです。
幸いにも失神だけで済んだようですが、運が悪ければ大惨事になっていたかもしれませんね。
サーフボードは大きく損傷していたそうです。
威力の大きさははどれくらい?
クジラの尾びれの筋肉は、あらゆる動物の中でも最強で、ザトウクジラならば威力は80トンにもなる、とのことです。
大型クジラの尾の一撃を測定することができた博士の話によると、威力を例えるならば10トントラックを簡単に跳ね飛ばすことのできる威力だそうです。
もし海でクジラと戯れる機会があっても、尾びれ付近には近づかない方が良さそうですね。
尾びれの特徴
クジラ類の尾びれは魚類の尾びれとは違い、横方向、水平に伸びています。
クジラは哺乳類なので、身体の構造も基本的には哺乳類と同じになります。
哺乳類は脚が地面へ垂直に伸び、直立歩行をします。
直立歩行をすると体を上下に振って走ったり歩いたりするのです。
その結果水生適応したクジラも、尾びれを上下に振って泳ぐようになり、尾びれは横方向、水平に進化していったようです。
後ろ足はどうなったの?
クジラの後ろ足は退化して無くなってしまったそうです。
尾びれは海への適応とともに尾が進化したものだそうです。
腹部内部には後ろ足を支えていた骨盤のなごりがあるそうです。
尾びれは尾が進化したものなので、尾びれの中には骨がないそうです。
まとめ
クジラの尾びれの威力の大きさは、ザトウクジラなどの大型のクジラでは80トンもの威力があると言われているようです。
分かりやすく言うと、10トントラックを簡単に跳ね飛ばすことのできる威力だそうです。
体長10m程のクジラでも、シャチを尾びれの一撃で十数メートル吹っ飛ばしてしまうそうなので、もし海でクジラに会うことがあっても、尾びれ付近には近づないようにしましょう。