大きいものを測る、どんな方法を使って測っているのでしょうか。
くじらの体重計
「シロナガスクジラ」は、最大のもので体長34メートル、体重200トンといわれます。
地球最大の生物は「シロナガスクジラ」と言われていますが、体長は測ることはできると思いますが、さて、体重はどうやって測るのでしょうか。
私たち人間を測るときはみんな知っての通り体重計を使って測りますが、クジラもなんとおなじ方法で、体重計を使って測るようです。
クジラの体重計ってどんなものでしょうか。
クジラをつかまえる船には,クジラ用の大きな体重計が設置されていて、この体重計をつかってクジラの体重を測ります。
測ることのできる大きさには限界があるでしょうから、測ることのできない大きなクジラは,つかまえたクジラの体重をもとにして体の大きさをくらべて,だいたいの重さを予想しているようです。
くじらのお食事
シロナガスクジラの餌は、ほとんどがオキアミなどの小型甲殻類といわれています。
他にニシンやサンマ、イカなどもあの大きな口で食べます。
オキアミを1日に3,000,000匹ぐらい食べているといわれていました。
どのくらいの量か想像できませんが。おおよそ、1日に食べる量は体重の4%くらいだそうです。
100トンのクジラなら4トン。
ネコの食事量は4キロくらいの大人で1日100グラム前後、私たちがふつうにとる食事は、1600kcal~2000kcal/dayの場合に1食あたりご飯が150~200g、おかずのお肉やお魚、卵が100gくらい、野菜が120g、調味料が全体で15gくらいになるそうで、1日400グラム~500グラムくらいでしょうか。
60キログラムの成人だとすると1.2%くらいになるので人間はもっと食べていいのでしょうか。
最近の調査では、鯨類が、さんま、さば、いわし、するめいか、にしんなど日本人が好きな魚介類を想像以上にたくさん食べていることがわかってきました。
たとえば,体長7.5mのミンククジラの摂餌量は、北太平洋では1日当たり131~186kgと推定され、多くは主に魚介類を食べていると考えられます。
世界の鯨類が1年間に食べる魚などの量は、2.8~5億トンと、世界の海面漁業の漁獲量(養殖を含めて約9,000万トン)の3~6倍にも達しています。
まとめ
クジラの大きなからだを作り、また維持していくためには食事の量も想像もできないほどに大量だし、作られた大きなからだを測ることも想像できないくらいにクジラはスケールの大きな存在なんです。
体重を測るのも推測だし、食事の量も推定量。
正確に測ることのできないくらい大きな存在、でも、生活の身近に大昔からいるクジラ。
大きいものを“大きい”でとらえるままにしておくこともいいのではないでしょうか。
いつまでも一緒に暮らしたいものです。