クジラの細胞の数?
あの大きな生物の体重だってまともに測れないだろうに細胞の数なんて数える方法があるのでしょうか。
人間の細胞の数は?
そもそも我々人間の細胞の数はどれくらいなのでしょうか。
本当に数えた人はいないと思われますが、“人は60兆個でできている”と言われています。
“60兆個“って。
これは、人の体重を約60キログラムと想定して計算されたものです。
人間の細胞が一辺10ミクロンメーターの立方体として、尚且つ水っぽい性質でその比重を1.0として計算すると、“60兆個”という数字が出てくるようです。
論文によっては、1兆個から1京個のあいだの広い範囲を示しているものもあるようです。
最初は1個の細胞が2個にくっついて人間の元ができてそれから一回の細胞分裂で倍に増えていく。
さて何回目に止まるんでしょうか?
人間の細胞数の新説
人間の細胞数は誰もが気になるけど誰も調べる気にならない種類の情報のような気がします。
それを、人間の体全体の細胞数、それぞれの器官の細胞数を、文献的そして数学的なアプローチを使って統計的に計算したそうです。
計算した組織は脂肪組織、関節軟骨、胆管系、血液、骨、骨髄、心臓、腎臓、肝臓、肺・気管支、神経系、すい臓、骨格筋、皮膚、小腸、胃、副腎、胸腺、血管系、ごとにわけられ、もちろん、ヒト体内には列挙したもの以外の組織もあります。
また器官は大きさの異なる複数種類の細胞によって構成されてもいるので、あくまで暫定的な見積ではありますが、成人の細胞数は「37兆2000億個」だったようです。
この計算で行くと、37兆個の細胞のうち26兆個は赤血球という結果が出たそうです。
血液が数の上でも生きていくうえで一番大事なものなのですね。
まとめ、くじらの細胞数
最初の計算でクジラの大きさに換算すると、100トンクラスの大きいクジラになると100京個ということになります。
37兆個、60兆個とかって聞いても想像ができませんが、100京個ってどのくらいのボリュームがあるのでしょうか。
からだの大きな生物は寿命が長いと聞いたことがあります。
人間よりもはるかに大きい動物ですが「象」も私たち人間と同じくらいの寿命があり、じっさいクジラの年齢が100歳を超え200歳になるクジラも報告されているようです。
しかも、象もクジラも、がんにかかりずらい遺伝子を持ているじゃないかともいわれています。
クジラを研究することで人間の健康とか長寿に役に立つといいですね。