マッコウクジラは絶滅の可能性があるということで、ワシントン条約によって輸出入が禁止されています。
マッコウクジラの歯を利用した工芸品もありペンダントやピアス、印鑑などに加工されています。
現在歯を手に入れる事は難しいですから、非常に高値で取引されています。
クジラの中でも大きい種類ですから、歯は一個あたり約1㎏と重いのです。
稀に国内でもマッコウクジラが座礁する事があり、救出する事が出来ず、砂浜に埋めたものが現在骨格標本となって公開されてもいます。
さて、マッコウクジラといえば大きな頭が特徴的です。
脳は大きいのか、賢いのかといったことをご紹介していきましょう。
今日の海洋生物#海洋生物 #マッコウクジラ #クジラ
約7kgの脳を持つ。 pic.twitter.com/78Ecarz06K— 海野ユキ (@yukiiiin0811) 2015年3月24日
マッコウクジラの脳の大きさはどれくらいなの!?
この特徴のある頭部は脳であり、マッコウクジラなどのハクジラ類が持つメロンと呼ばれる器官があります。
これはエコーロケーションと呼ばれる機能で、仲間とのコミュニケーションや、光が届かない深海で餌や障害物を頭部から発する超音波を探ることが出来ます。
そのために、頭部には脳液が大量に入っており、その重さは7㎏あると言われています。
このようなことから、生き物の中では1番大きな脳を持つと考えられているのです。
マッコウクジラはこれだけ脳が大きいから知能も高いと思ってしまいそうですが、脳の大きさと知能の高さは関係ありません。
賢いと言われるイルカにしても人間より脳は大きいですが、知能は高くないのです。
両者とも他の生き物よりは賢いと言えますが、やはり人間と比べるとだいぶ劣っています。
まとめ
このようにマッコウクジラの脳の大きさや賢さについてお分かり頂けたかと思います。
マッコウクジラの頭部は他のクジラと比べても非常に大きく、脳は生き物中では1番大きいと言われています。
これはエコーロケーションをする為に脳油がたくさん入っているからなのです。
他の生き物よりは賢いと言えますが、人間とはあまり比較出来ないようです。