昔はよく食べていた、と聞いたことのあるクジラ。
現在ではあまり見かけることはありませんよね。
クジラを利用している製品も同じように、見かけたことはありません。
昔はクジラをどのようなことに利用していたのでしょうか?
また、現在ではクジラは利用されているのでしょうか?
ここではクジラの日本での利用法についてご紹介します。
鯨の日本での利用法
日本では昔からクジラの肉を食べる以外に、クジラの骨や皮、油などを利用していたようです。
いくつか例をご紹介します。
ヒゲクジラ類のひげ
ヒゲクジラ類に特有のひげは適度な硬さと柔軟性、軽さを備えていたため、プラスチックなどが無かった時代は重宝されていたようです。
主な利用方法は、釣り竿の先端部分やゼンマイ、文楽人形のバネなどに利用されていたようです。
ハクジラ類の歯
ハクジラ類特有の歯は、象牙などと同じように工芸品として利用されていたようです。
靴ベラやパイプ、印材として利用されていたそうです。
鯨油
昔はこの鯨油目当てで各国が捕鯨をしていたようです。
利用方法は様々で、灯火用、石鹸原料、グリセリン原料、製革工業、減摩剤などに利用されていたそうです。
その他
脂の搾りかすや食用にならない部位などは、肥料として使われていたそうです。
現在も利用されているの?
現在でもクジラの肉は食べられているようで、刺身用やベーコン、大和煮缶詰などで流通しているようです。
北海道のファストフード店ではハンバーガーのレギュラーメニューになっているそうです。
お手軽にクジラの肉を食べてみることができますね。
また、学校給食などにも利用されることがあるようで、一時よりも消費量が増えていると言われているようです。
クジラを捕獲しないとどうなる?
世界中に住んでいるクジラ類の餌の量はとても多く、クジラが増えていくとその餌となるオキアミやイカ、サンマなどが減っていくのでは、という話もあるようです。
クジラが増えていくと、サンマやイカなど、魚の量が減り、食糧問題になってしまうのではないか、と考える人もいるようです。
そうならないためにもミンククジラなどの最近増えてきたクジラは間引くべきだ、という意見もあるようです。
まとめ
クジラの日本での利用法はいろいろあり、肉を食用にするだけでなく、ひげ、歯、油などを様々なものに利用していたようです。
現在でもクジラの肉は流通しており、学校給食で利用するなど、消費量は少しずつ増えているようです。