鯨の捕獲というと、ニュースで反捕鯨団体と衝突しているのを想像してしまいます。
捕鯨をしているのは日本だけなのでしょうか?
世界的にはどれくらいの捕獲量があるのでしょうか?
ここでは世界でのクジラの捕獲量についてご紹介します。
日本以外に鯨を捕獲している国は?
日本以外にも捕鯨をしている国は意外と多くあり、アメリカのアラスカ州やロシアのチュクチ自治管区、デンマークのグリーンランドなどは先住民存続捕鯨と呼ばれる食料としクジラを捕獲することを認められている地区がありそうです。
また、ノルウェーなどは商業捕鯨としてクジラを捕獲しているようです。
その他、アイスランド、グリーンランド、ロシア、韓国、イギリスなどでも捕鯨が行われているようです。
世界の捕獲量はどれくらい?
アラスカなどの先住民存続捕鯨と呼ばれる捕鯨は、年間捕獲枠というものが決まっており、アラスカでは67頭、チュクチ自治管区では140頭、デンマークのグリーンランドでは合計で211頭などとなっているようです。
また、2015年の年間捕獲数は、ノルウェー660頭、日本425頭、アイスランド184頭、グリーンランド163頭、ロシア125頭、韓国89頭、という感じになっているようです。
その他イギリスやフランスなどで数頭捕獲しているようです。
捕獲したクジラは何に使っているの?
捕獲したクジラは食用以外で何かに使っているのでしょうか?
昔はクジラの油を利用していろいろな物を作ったりしていたようですが、現在はクジラの油を使わなくても、石油など代わりのものが沢山あるので、ほとんど利用することはなくなったようです。
クジラを利用していた物の例
昔はクジラをいろいろな物に利用していたようで、特にクジラの油を利用した灯火用の燃料やろうそく、洗剤、石鹸、は世界的に使われていたようです。
また、20世紀の初期のころにはクジラの油からニトログリセリンが製造されていたそうです。
クジラの油から爆薬ができてしまうなんてとても驚きました。
まとめ
クジラは日本以外でも捕獲されており、捕獲量が一番多いのはノルウェーで、次が、日本になるようです。
世界的に捕獲している国は少ないみたいですね。
昔は多くの国が捕鯨をしていたようですが、クジラの数が減ってしまったことと石油などが普通に入手できるようになったことで、クジラを捕獲するメリットが少なくなってきているようです。