スーパーのグロッサリー売り場で目にすることがある「大和煮」の表示ですが、どんなものか知っていますか!?
古くからあるような感じがしますが、意外と歴史は浅く近代になってから確立された調理法のようです。
いろんな獣肉をこの調理法で食すことができますが、鯨の場合はどうやって作るのでしょう。
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— みろ (@mirokan) 2018年1月25日
大和煮とは?
「大和煮」とは、砂糖、醤油や生姜などを用いて味付けを濃くした煮物のことです。
香辛料を使っているので、クセのある動物の肉であっても美味しく食べられるそうです。
中にはクマやトドなどの珍しい動物の肉を使って作られたものもあります。
この調理法が確立した時代は古くなく、明治の初めになって鶏肉、あるいは鴨肉を使って作られたのが起源と言われています。
あまり家庭で作られることはなく、ほとんどが缶詰として流通しています。
ただし、宮城県の石巻市では、マッコウクジラの大和煮が郷土料理として定着していました。
マッコウクジラはとてもクセが強いため食用とされることは少ないですが、この調理法によって新たなレシピが誕生しました。
作り方や食べ方は?カロリーはどれくらい?
準備するものは、鯨の赤身(50g)、醤油・酒・みりん(各大1)、砂糖(小1/2)、水(100mL)、すりおろし生姜(適量)です。
鍋に調味液を入れて沸騰させ、その中へ鯨の肉を投入します。
中火で10分くらい様子を見ながら、汁気が飛び、調味液がとろりとするまで煮詰めていきます。
お好みで刻み生姜を上からかけると、臭みを感じることなく食べることができます。
そのまま日本酒の肴としても絶品ですが、アレンジを加えると主菜へ早変わりです。
ごはんを丼によそった上に刻みキャベツ、大和煮、温泉卵を盛り付ければ完成です。
気になるカロリーは、鯨大和煮缶160g(ニッスイ)で示すと約230㎉とヘルシーです。
ただし、1缶で塩分相当量が約4gありますから、バランスよく摂取する必要があります。
まとめ
大和煮という言葉自体は知っていても、様々な獣肉を調理できる万能な方法だとは知りませんでした。
鯨肉は昔と比べると高いですので、多くの家庭において食卓に上ることはないと思います。
そこで缶詰を使って、お手軽レシピに挑戦してみてはいかがでしょう。