クジラに足があると言ったら皆さん驚くでしょうか。
答えは、「ありません」。
しかし、5,000万年以上前までは、クジラは4本足があって、歩いていたようです。
このクジラの足と、クジラの骨格について、皆さんにご紹介していきましょう。
クジラの足について
現在はもちろん足などないクジラですが、その昔は陸で歩いていたといわれています。
そもそも、現在に見られるようなクジラの形はしておらず、見た目からもクジラとは判断できないのですが、決定的特徴によって、この動物がクジラの祖先であったと断定しているようです。
クジラの原型となったといわれる、「パキケタス」という名前の生き物ですが、本当に見た目は獣獣しく、クジラと言われても納得できないところがあります。
もう少し付け加えると、見た目は、オオカミとネズミの中間というとお分かりいただけるでしょうか。
この「パキケタス」には、クジラの特徴と呼ばれる「耳骨」があったということで、クジラとして位置づけられたようです。
クジラの骨について
クジラの標本を見たことがあるでしょうか。
あの、雄大な姿からはちょっと想像できないくらい不格好な形をしています。
というのも、頭の部分には骨がなく、見た目はほっそりした魚そのものです。
ただ、手の部分には5本の骨が分かれてあり、ここに足の名残が見られます。
「ハクジラ」と呼ばれるクジラの骨格は、上記に挙げた魚のようですが、もう一つの種類の「ヒゲクジラ」に至っては、とても変わっています。
上顎と下顎がアーチ状に重なっていて、頭がとても大きいです。
画像で見たり、展示されているものを見られるとお伝えしたい内容がよくわかるかと思います。
まとめ
いかがでしたか。
クジラについて、少し知識が増えたのではないでしょうか。
このほかにも、まだ書ききれないくらいにクジラには色々な面白い情報があります。
興味があれば、一度ご自身で調べてみてくださいね。