クジラといえば世界最大の哺乳動物で、地球上でも最大の動物として知られています。
クジラの中でも一番大きいのがシロナガスクジラです。
海で泳いでいる生き物なのに、哺乳類なんだっていうのは最初に習った時に意外でしたよね。
そんなクジラですがどうやって子育てしているのでしょうか?
クジラの生態
食事、出産、育児まで全て水中で行う、水生動物です。
睡眠も水中です。
クジラは右脳と左脳を交互に休ませることができるので、眠っていても溺れる事なく泳ぎ続ける事ができます。
皮膚は乾燥に耐えられず、自分の重さで内臓が圧迫されてしまうという理由から、陸に上がるのは短時間しか不可能です。
シロナガスクジラが一番大きく、最大体長34メートル、体重190トン。
一番大声を出せる動物でもあり、声を出せば、150キロ先の仲間とコミュニケーションを取る事も可能です。
クジラの出産
クジラは約1年の妊娠期間を経て一頭の子供を産みます。
一頭以上はほぼありません。(双子が生まれる事もまれにあるそうですが、未熟児になったり母親が育てられなくなったりして一頭でないと難しいようです。)
2~3年おきに子供をうみます。
子供が生まれる時は水中で、尾びれから先に出てきます。
クジラは肺で呼吸しますので、生まれたばかりの子供が呼吸できるように母クジラがその体を水面に押し上げます。
その時に仲間のメスクジラも手伝うそうです。
シロナガスクジラは生まれたてでも体重が2トンあります。
それから一歳になるまで毎日90キロずつ体重が増えていきます。
クジラの子育て
子供は、生まれてから30分ほどでもう泳げるようになります。
しかし、餌をとってきたりということはまだできないので、母乳で育てられます。
子供は7~12か月の間、母クジラの母乳を一日に500リットル飲みます。
その時には水中になってしまうので、子供は息を止めながら母乳を飲むことになります。
苦しそうですが、生まれた頃からそうしていれば当たり前のようにできるのでしょうね。
母クジラの母乳は、牛の乳より10倍も濃いそうです。
母クジラは子供をとてもかわいがり、危険からも身を挺して守ります。
しかし、子供がはしゃぎすぎたりしていると怒ることもあるそうです。
人間と同じですね。
まとめ
最大の動物であるクジラも母乳で子育てをしているなんて、何だかカワイイですね。
水族館で子育てをしているところが見られるなら見てみたいなって思いました。